🏛2020/11/7~9、フィラデルフィアへ旅行。2日目にフィラデルフィア美術館とバーンズ・コレクションをハシゴ。ロダン美術館も行きたかったが残念乍コロナ禍のため閉鎖中だった。
フィラデルフィア美術館はダウンタウンからクルマで15分。
🎨マネ(Édouard Manet)作『Le Bon Bock』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『Bend in the Epte River near Giverny』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『Poplars, Three Trees in Autumn』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『Under the Pines, Evening』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『Poplars, End of Autumn』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『Morning at Antibes』
🎨ポール・ゴーギャン(Paul Gauguin)作『Still Life with Moss Roses in a Basket』
🎨ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)作『Portrait of Aline Charigot (later Madame Renoir)』
🎨カミーユ・ピサロ(Camille Pissarro)作『Avenue de l'Opéra: Morning Sunshine』
🎨ジョルジュ・スーラ(Georges Seurat)作『Moored Boats and Trees』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『Manne-Porte, Étretat』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『Marine near Étretat』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『The Customs House, Varengeville』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『Path on the Island of Saint Martin, Vétheuil』
🎨ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)作『The Grands Boulevards』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『The Sheltered Path』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『The Zuiderkerk, Amsterdam (Looking up the Groenburgwal)』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『Railroad Bridge, Argenteuil』
🎨マネ(Édouard Manet)作『The Steamboat, Seascape with Porpoises』
🎨マネ(Édouard Manet)作『The Folkestone Boat, Boulogne』
🎨マネ(Édouard Manet)作『Marine in Holland』
🎨マネ(Édouard Manet)作『The Battle of the USS "Kearsarge" and the CSS "Alabama"』
🎨ドガ(Hilaire-Germain-Edgar Degas)作『Little Dancer, Aged Fourteen』
🎨ドガ(Hilaire-Germain-Edgar Degas)作『Interior』
🎨下:ウジェーヌ・ブーダン(Eugène-Louis Boudin)作『The Bridge over the River Touques at Deauville』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『Port of Le Havre』
🎨ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)作『The Dessert』
🎨ドガ(Hilaire-Germain-Edgar Degas)作『The Ballet Class』
🎨ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)作『Portrait of Mademoiselle Legrand』
🎨ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)作『Portrait of Alfred Bérard with His Dog』
🎨ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)作『Two Girls』
🎨ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)作『Quartier Four, Auvers-sur-Oise』
🎨ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)の作品
🎨ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)作『Millstone in the Park of the Château Noir』
🎨ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)作『Portrait of Madame Cézanne』
🎨ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)作『Still Life with Apples and a Glass of Wine』
🎨ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)作『Portrait of Madame Cézanne』
🎨アンリ・ルソー(Henri-Julien-Félix Rousseau)作『The Merry Jesters』
🎨ロートレック(Henri de Toulouse-Lautrec)作『At the Moulin Rouge: The Dance』
🎨ポール・ゴーギャン(Paul Gauguin)作『The Sacred Mountain (Parahi Te Marae)』
🎨ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)作『Rain』
🎨✨ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)作『Sunflowers』
🎨ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)作『Portrait of Madame Augustine Roulin and Baby Marcelle』
🎨ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)作『Portrait of Camille Roulin』
🎨✨ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)作『The Large Bathers』
🎨ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)作『Mont Sainte-Victoire』
🎨ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)作『Mont Sainte-Victoire』
🎨クロード・モネ(Claude Monet)作『Japanese Footbridge and the Water Lily Pool, Giverny』
🎨上:クロード・モネ(Claude Monet)作『Waterloo Bridge, Morning Fog』
🎨下:クロード・モネ(Claude Monet)作『Morning Haze』
🎨フランシス・ピカビア(Francis Picabia)作『Dances at the Spring』
🎨ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)作『The Great Bathers』
🎨アンリ・マティス(Henri Matisse)作『Head of a Woman』
🎨✨ジョアン・ミロ(Joan Miró)作『Horse, Pipe, and Red Flower』
🎨アンリ・マティス(Henri Matisse)作『Woman in Blue』
🎨マルク・シャガール(Marc Chagall)作『In the Night』
🎨マルク・シャガール(Marc Chagall)作『The Crucifixion』
🎨マルク・シャガール(Marc Chagall)作『Oh God』
🎨アンリ・マティス(Henri Matisse)作『Breakfast』
🎨アンリ・マティス(Henri Matisse)作『Mademoiselle Yvonne Landsberg』
🎨レジェ(Fernand Léger)作『The City』
🎨パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)作『Still Life with a Violin and a Guitar』
🎨マリー・ローランサン(Marie Laurencin)作『Perfect Little Girls』
🎨レジェ(Fernand Léger)作『Contrast of Forms』
🎨カンディンスキー(Vasily Kandinsky)作『Little Painting with Yellow (Improvisation)』
🎨カンディンスキー(Vasily Kandinsky)作『Improvisation No. 29 (The Swan)』
🎨パウル・クレー(Paul Klee)作『City of Tower』
🎨パウル・クレー(Paul Klee)作『But the Red Roof』
🎨パウル・クレー(Paul Klee)作『Village Carnival』
🎨ディエゴ・リベラ(José Diego María Rivera)作『Sugar Cane』
🎨ジャスパー・ジョーンズ(Jasper Johns)の作品
🎨マン・レイ(Man Ray)作『Fair Weather』
『内乱の予感』は、スペインのシュールレアリスム画家であるサルバドール・ダリが描いた絵画
『茹でた隠元豆のある柔らかい構造』『茹でた隠元豆のある柔らかい構造(内乱の予感)』などとも呼ばれる
ダリはスペイン内戦の恐怖を表現するためにこの作品を制作したが、この作品ができてからわずか6か月後にそれが始まった
ダリはその後、内戦が始まるずっと前から起こることに気づいていたと主張し、この作品を「潜在意識の予言力」の証拠として挙げている
しかし、ダリが予言的な主張を強調するために、戦後に絵画の名前を変えたという説もあり、完全には定かではない
この絵はスペイン内戦中の破壊を表している
この絵の巨大な生き物は内戦と同じように自己破壊的である
ダリにはスペインの内戦で多くの理由があったが、この絵はどちらの側につくかを描いたものではない
妹が共和国のために戦っていた共産主義の兵士に拷問され投獄され、美術学校時代の親友であった詩人フェデリコ・ガルシーア・ロルカはファシストの銃撃隊に殺害された
ダリは、この絵を非常に現実的に見せながらも、シュールな概念も持ち続けさせている
人間はこの絵の生き物のように見える可能性はないが、現実的な感じを保ち、その背後にある考えの重大さを思い出させる
ダリはまた、美しいカタルーニャの空を使って伝統の考えをこの作品に持ち込み、革命の考えと対比させている
この絵にはかなりの数の茹で豆が描かれている
ダリはこの作品に茹で豆を入れた理由について「粉を吹いて憂鬱な野菜がなければ、無意識の肉をすべて飲み込むことは想像できなかった」と述べている
これは、戦争では多くの苦難があったためスペイン市民は自分たちの問題に対処するために最善を尽くさなければならなかったことを意味している
彼は恋愛、食事、戦争をテーマに、それらがどのように関係しているかを考えて遊んでいた
🎨レネ・マグリット(René Magritte)作『The Six Elements』
🎨マン・レイ(Man Ray)作『Indestructible Object & Cadeau (Gift)』
🎨ジョアン・ミロ(Joan Miró)作『Painting』
🎨ジョアン・ミロ(Joan Miró)作『Dog Barking at the Moon』
🎨マックス・エルンスト(Max Ernst)作『The Forest』
Bartみたい
🎨イヴ・タンギー(Yves Tanguy)作『The Parallels』
🎨ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)作『The Fatal Temple』
🎨ケイ・セージ(Kay Sage Tanguy)作『Unicorns Came Down to the Sea』
🎨マッタ(Roberto Matta)作『The Bachelors Twenty Years Later』
🎨ピエト・モンドリアン(Piet Mondrian)作『Opposition of Lines, Red and Yellow』
🎨ピエト・モンドリアン(Piet Mondrian)作『Composition with Blue』
🎨ピエト・モンドリアン(Piet Mondrian)作『Composition with Blue and Yellow』
🎨ピエト・モンドリアン(Piet Mondrian)作『Composition in Black and Gray』
🎨カンディンスキー(Vasily Kandinsky)作『Circles in a Circle』
🎨ピエト・モンドリアン(Piet Mondrian)作『Composition』
🎨ピエト・モンドリアン(Piet Mondrian)作『Composition with White and Red』
🎨ホセ・チャベス・モラード(José Chávez Morado)作『The Charlatan』
全体のトーンは暗鬱でも何か面白い
🎨ルフィーノ・タマヨ(Rufino Tamayo)作『The Mad Dog』
🎨マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)作『Chocolate Grinder (No. 2)』
🎨マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)作『Chocolate Grinder (No. 1)』
マルセル・デュシャンが1915年 -1923年にかけて制作した
8年間の歳月がかけられて作成されたが未完成のまま放棄された
作品は縦に2枚のガラス板(縦2.7m×横1.7mを超える)に機械のような金属が並べられている作品である
作品は「花嫁と独身者という、理性に対立する感情的なエロティシズム、周囲の空間と混ざりあう透明なガラス、偶然に出来た塵やひび割れ、メモなど、外部の現実や言葉の侵入を受け入れ」成立している
この作品は、鉛の箔、ヒューズ線、埃などの素材と2つのガラスパネルを使って制作されたものであり、偶然の要素、透視図法、緻密な職人的な技術や物理学、言語学的な要素が集約された非常に複雑な作品である
上パネルの「花嫁」と下パネルの9人の「独身者」のエロティックな出会いを表現している
1926年にブルックリン美術館で展示されたあと、作品移動中にガラスにひびが入り、デュシャンが修正したものが現在フィラデルフィア美術館に所蔵されている
この偉大なる作品『大ガラス』を真っ先に理解して評価したのはアンドレ・ブルトンだった
ブルトンは批評時は、『大ガラス』を図版でしか見たことがなかったが、ためらうことなくこの作品を現代美術の最高峰に位置づけた。ブルトンは記す
「この作品では、処女の領域、あるいは官能性、哲学的思弁、スポーツ競技の精神、科学の最新情報、叙情性やユーモアの辺境を駆けめぐる途方もない狩りの戦利品を見のがすことはまず不可能だろう」
ブルトンはこの傑作にいたるまでのデュシャンの絵画とオブジェを手短に回顧し、ついでメモをふんだんに引用しつつ、花嫁が「(悪意の片鱗も覗く)空白の欲望」を始動させ、独身者たちが焦がれつつ従順にそれに応じるめくるめく複雑な動きをの連続を経て、「飛沫の幻惑」から今にも起こりそうでありながら、けっして成就することのない花嫁の裸体化にいたるまでの概略をたどってゆく
偉大な独創性をそなえたこの作品は、20世紀の生んだ最も意義深い傑作のひとつであるだけでなく、未来の世代に対する予言的な記念碑であるとブルトンは結論付ける
『泉』または『噴水』は、1917年に制作されたレディメイドの芸術作品であり、磁器の男性用小便器を横に倒し、"R.Mutt"という署名をしたものに「Fountain(噴水/泉)」というタイトルを付けたものである
マルセル・デュシャンの作とされていたが、近年の研究では、本作を含む多くのデュシャン作品は、ドイツの前衛でダダイストの芸術家・詩人の女性、エルザ・フォン・フライターク=ローリングホーフェン(Elsa von Freytag-Loringhoven)が制作したとされている
デュシャンは本作を1917年にニューヨークで開催された独立芸術家協会 (Society of Independent Artists) の「ニューヨーク・アンデパンダン」展に出品しようとした。デュシャンはアンデパンダン展の委員であり、出品料を支払えば無審査で誰でも出品できる規則であったにもかかわらず、協会はこの作品の出品を許可しなかった
この決定を不服として同展覧会の実行委員長を辞任
その後この作品は行方不明である
「噴水/泉」は、社会学者のピーター・バーガーのようなアバンギャルドの研究家からは20世紀を代表する作品とみなされており、少なくとも17点のレプリカが存在する
この作品は「芸術の概念や制度自体を問い直す作品として、現代アートの出発点」であり、従来の伝統的な彫刻形式をはみ出した造形作品としての"オブジェ"の認識は本作から始まったとされる
一方で「噴水/泉」が「現代アートの出発点」ではないという意見もある
例えば「芸術と価値」などの著書で知られるアメリカの美学者、芸術哲学者であるジョージ・ディッキーは、デュシャンらが初めて制度自体を問い直したのではないと発言をしている
「デュシャンとその仲間がはじめて、芸術の身分の授与という振る舞いを発明したといいたいのではない。実際にも、彼らはただ、これまで存在していた制度的な装置をふつうとは異なったやり方で利用したにすぎない。アートワールドはそもそもはじめから存在した以上、デュシャンがそれを発明したわけではないのである」
一方で「デュシャンのレディメイドは芸術作品としてさほど価値はないかもしれないが」、「芸術理論にとってきわめて重要なものである」と、その必要性は認めている
🎨マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)の作品
🎨マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)作『The King and Queen Surrounded by Swift Nudes』
《グリーンボックス》は1934年にマルセル・デュシャンによって制作されたメモ集作品
緑色のスウェードを貼った1つの箱の中に、1923年の作品《彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも》(大ガラス)の制作に関係するスケッチ、メモ類、写真などが整理されず、綴じられずに、ばらばらに保存された形式となっている1911−20年に書き溜めたもので全部で94点ある
デュシャンは《大ガラス》について、出来上がった視覚美術だけで終わらず、完了にいたるまでの「思考のプロセス」も美術だと主張した
そのため《大ガラス》の制作期間(パリとニューヨーク滞在中)におけるデュシャンの創造的思考のプロセスがメモから分かるようになっている
デュシャンは、制作メモがただのバラバラな状態で終わらず、それぞれが同じ表現概念の異なるパーツのようにして関係していることを《グリーンボックス》で表現したかったという
それらバラバラのアイデアを一所に集めて全体に共通するコンセプトが浮かびあがるように見せることがこの作品のポイントである
読者は自由に94点のメモを選び、配列して、自分自身のストーリーを作ることができる
グリーンボックスは通常版とメモの原本を一点ずつ添えた特装版10部をくわえて1934年9月に最初の箱が出版された
その年に、特装版10部と通常版35部が売れて、印刷費はほぼ回収できたという
グリーンボックスのメモを誰よりも読みふけったのはアンドレ・ブルトンだった「ミノトール」1934年12月号で、ブルトンは「花嫁の燈台」というタイトルのエッセイで、グリーンボックスのメモを参照に《大ガラス》を解読し、現代美術の最高峰に位置づけた
🎨マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)『Nude Descending a Staircase (No. 3)』
🎨マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)の作品
🎨マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)の作品
🎨マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)作『Portrait of Chess Players』
🎨マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)作『Portrait of Dr. Dumouchel』
4時間滞在。充実の近現代コレクション。素晴らしかった。
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